今までの硏究が「は」と「が」の微妙な差をこういう場合は「は」, こういう場合は「が」という2分法でしか硏究していなかった. それによって,「は」「が」の性質の正體を見失い, 「は」「が」の それぞれの機能を全部兩わくの中に, はめこんだ後, やっと安心するというケ-スが多かった. それで本稿は,「は」と「が」を相互對立的なものとして把握するものではなく, 各各こういう性質を特つがゆえに, こういう用法によく用いられると言う個別的な特性と用法を考察するのがその目的である. まず「が」の性質と機能としては, ①選擇文-談話の初出· あいさつの言葉 -選擇文 ②無色透明な文文 ③直觀描寫と眼前携寫 のように 3分類することができるし, 「は」の性質と機能としても, ①題目- 特定人·特定物 - 第三者的な立場 - 眞理 慣習定義 - 特別な文 ②對比- 選擇對比 - 强い否定, 制限, 禁止の對比 - バカはバカだ文 ③題目·對比 のように3分類することができる.