本稿は,日本語動詞の自動性と他動性の連續體の中で、自發動詞を硏究の中心に置き,その形態的分類を試みた。次に示す自發動詞の形態的分類は、典型的な自發動詞[a]タイプから自動詞に近接した[g]タイプまでを連續的に提示することができる。各タイプの音味特徵についても分析した。 [a] Sp-∮ㅁ⇒T-as 型 : 凍る、乾く,光る、膨らむ.滴る [b] Sp-e⇒T-as 型 : 冷める、濡れる、焦げる、枯れる、溶ける [c] Sp-ar<=T-e 型 : 薄まる、固まる、染まる [d] Sp-re⇔T-s 型 : 崩れる、倒れる、汚れる、潰れる、 [e] Sp-e<=T-∮ 型 : 折れる、燒ける、ほどける、彈ける、割ける、裂ける、切れる [f] Sp-ar<=T-∮ 型 :つながる、ふさがる、挾まる、 [g] Sp-r⇔T-s : 轉がる、回る、消える なお、自動詞の使役化に開通してくる諸問題の分析を進め,對應他動詞と自發使役動詞の形態的·統語的·談話論的相違点を明らかにした。