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KCI 등재
김석범의 한글 『화산도』론 -한글『화산도』의 집필배경과 「까마귀의 죽음」 및 『화산도(火山島)』와의 관계를 중심으로 -
金石範のハングルで書いた『火山島』
김학동 ( Hak Dong Kim )
UCI I410-ECN-0102-2008-730-002568408

本稿では金石範文學の土台をなす思想の背景と、『火山島』全7卷が執筆される前の發展的段階にある作品の檢討を目的としているが、その中でもハングルで書かれた『火山島』の位置と役割についての考察に重点をおいた。20代の若い作家が接した〈濟州4·3事件〉に對する衝擊を生生しく描き出している「1949年の日誌より」を通して、金石範文學の出發が垣間みられたし、ハングルで書かれた『火山島』の考察では「鴉の死」を『火山島』全7卷へとその構成の擴大のために盡くした努力の過程が確認できた。そして「鴉の死」、ハングルの『火山島』、『火山島』全7卷と結び付いていく主な登場人物の比較考察を通じて、積極的な革命鬪爭から實踐的虛無主義者へと變わっていく主人公の姿が確認できたが、これは作家の祖國をながめる狀況認識の變化からきたものと考えられる。またハングルで書かれた『火山島』の執筆動機及びそれの中斷の背景に對する考察を通じては、日本語創作への惱みが分かってきたし、朝鮮連との摩擦が作家の鬪爭的革命意思に無主義的傾向を呼び寄せるきっかけとなっていたことも確認できた。ハングルで書かれた『火山島』は、本稿の考察をもって確認されたとおり、たび重なる困難な狀況によって中斷されたにもかかわらず、日本語による創作を止めて、祖國の言語をもって創作にとりかかったという實踐的努力こそ高く評倆されなければならない。そして「鴉の死」で試された〈濟州4·3事件〉の形象化は、ハングルの『火山島』により長編としての可能性が試みられ、とうとう大長編『火山島』が生まれたことを考えると、ハングルで書かれた『火山島』の意義は少なくないと言える。

[자료제공 : 네이버학술정보]
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