3.144.113.197
3.144.113.197
close menu
KCI 등재
『남자는 괴로워(男はつらいよ)』의 테마분석
『男はつらいよ』のテ-マ分析
이동일 ( Dong Il Lee )
UCI I410-ECN-0102-2008-730-002568322

『男はつらいよ』シリ-ズは1969年8月27日、第1作「男はつらいよ」が公開されて以來、1995年12月23日の第48作「寅次郞紅の花」まで日本人の心を捉えてはなさなかった世界最長壽映畵である。なぜ日本人はアンチ · ヒ-ロ-を主人公にした映畵を愛し續けたのだろうか。26年という長い時間で、この作品が日本人の心をつかんだ理由、さらには日本人が持ち續けるであろうこの映畵の意味というものを、次のようにまとめてみたいと思う。まず、その一、落ちこぼれた人間の名譽回復である。日本人は落ちこぼれた寅の人間性に拍手喝采した。寅は現代社會からドロップアウトした人間である。まともな職業についていないフ-テンである。なぜ、落ちこぼれたのか。あまりに人間的だからである。純粹に人間的でありすぎるといまの世の中ではまともに生きていけないのである。人間性が尊重されるなんとも不可思議な逆立ちした社會である。その二、時代遲れの寅に、日本人が失ってしまった溫かさに觀客は支持した。いわゆるアナクロニズムの時代錯誤な人間を通して、高度成長の日本でひたむきに前に向かって走る現代人を逆說的に笑いとばしたのが日本人の幅廣い層に受け入れられたのであろう。その三、中央に對する地方の復權を主張しているこの映畵を痛快に感じた。失われゆくものへの鄕愁の念でもある。その四、放浪と定着の相互憧憬に共鳴した。定着と放浪は相互にあこがれており、憧憬しあっている。この相互を喜劇として繰り返しバリエ-ションとして奏でつづけているのが『男はつらいよ』シリ-ズである。その五、家族のつながりは世界の連帶に通ずると語りかけることへの共感である。その六、人間を信賴する作品を生み出し續けている映畵監督山田洋次に對する、そして監督の思いを寅次郞というキャラクタ-として演じきった役者渥美淸に對しての共感である。最後に、不幸な時代の希望である。それは絶望の中の希望である。これが『男はつらいよ』シリ-ズが何であったかというか一番中心になる部分である。もう少し言葉を變えると、不幸な時代に夢と希望を笑いのなかに語り續けてくれた映畵として、二十世紀後半の映畵史また文化史にさん然と殘るものであると思う。

[자료제공 : 네이버학술정보]
×