本稿は、韓 · 日兩言語の語彙面における對照硏究の一つの試みである。單語は命名の單位で單語の意味は現實を反映する。本論では、特に、單語の對應關係に重点を置き、意味分野別に兩言語の語彙の構造を計量的な方法を用いて比較分析する。日本國立國語硏究所編『分類語彙表』の「用の類」「2.3人間活動─精神および行爲」に分類されている動詞10047語を、三冊の日韓辭書を調べて韓國語との對應關係を調査し、對應語の有無によって「有對應關係」と「無對應關係」とに二分した。さらに、「有對應關係」は、對應の程度によって韓國語でも同一に對應できる「一致對應」と一致はしないが對應語は存在する「差異對應」とに分ける調査を行なった。調査の結果、「2.3人間活動─精神および行爲」に屬する動詞の約90%には韓國語に對應語が存在すること、「漢語+する」及び「外來語+する」と形式的に同一の對應をする動詞が50%以上であること、韓國語には一つの對應單語しかないが、日本語はそれと同じ意味を持つ動詞の形式が複數存在することなどがわかった。それから、意味分野「2.36待遇」に分類されている日本語動詞は97%以上が、韓國語にも單語單位で對應し對應比率がもっとも高いこともわかった。韓國語に對應語のい理由は、まず日本の固有の事物を表現する單語であるとのことがあげられる。そして、日本語と韓國語の單語自體の語構成の差からの原因もある。つまり日本語の場合は助詞を除いて形成された動詞と、動詞連用形止め+する動詞の割合がかなり高いこともあるし、複合動詞の發達も韓國語に對應語のない原因の一つになると考えられる。