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KCI 후보
카와바타 야스나리(川端康成)의 『산 소리(山の音)』에 나타난 "노년"
川端康成の「山の音」における老年
정향재
UCI I410-ECN-0102-2009-800-008438188

「山の音」は六十二歲の主人公の信吾を通して老年の問題を多樣に語っている川端康成の老人文學である。信吾の老年の生理的な衰えは記憶の消失として代表的に表われているが、信吾は記憶の老いで自己喪失の感情に陷る。また、ある日聞いた<山の音>が死の予告ではないかと思い死への恐怖にかられている。すでに信吾の廻りの人人に樣樣の死が近くまで來ているし、自分も死に向かって流れている時間の上にいることを認識する。一方では、人間とは違う生と死の時間を營爲している悠久な植物や自然を通して、時間の<循環>と<永續>について考えてみたりする。性的にも信吾はすでに<老衰>している狀態であった。現實では衰える一方であったが、信吾の性的想念や欲求は夢を通して表出されているし、菊子との關係や彼女への性的欲望が顯になっていく。夢の中で信吾は時間の逆行の上で、女性との交涉を繰り返す。信吾は繰り返される女性との交涉のなかで、妻の保子の姉の形代だとばかり思っていた菊子に性的欲望を抱いていたことを認識することになる。それとともに、自分は現實的には身體的にばかりでなく心理的にはなんの意欲もないことを寂しく思うようになり、老いを實感する。「山の音」は六十代に入った老人の生理的·心的·性的な老衰とそれに伴う心境の表現と變化などを取り扱っている点だけでも老人文學としての素材と內容は十分전えているといえる。それ上、信吾が見せる<循環の時間>についての認識、諦念と受容の姿勢をもって<老年>を受け入れる姿にこそ川端文學として、そして老人文學としての「山の音」を特徵づける要因があるといえよう。

[자료제공 : 네이버학술정보]
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