今日韓國語で使われている末子音の數は總28個である。この中で漢字音に現れる末子音は6個だけである。この6個の末子音を日本漢字音と比較してみると、日本漢字音では一つの獨立された音節として現れることが分かる。例えば「刊」という漢字は韓國漢字音では「간(kan)」として1音節で現れるが、日本漢字音では「カン」のように2音節で現れる。結局韓國漢字音の末子音「-ㄴ(-n)」が日本漢字音では「-ン(-n)」という一つの獨立された音節として現れることになる。他の末子音と日本漢字音との關係を表すと、韓國漢字音末子音-p(-ㅂ)は日本漢字音では獨立された音節-ウで現れ、-l(-ㄹ)は-ツ、-チで現れ、-k(-ㄱ)は-ク、-キで現れる。また韓國漢字音の末子音-m(-ㅁ)と-n(-ㄴ)は-ンで現れ、-ng(-ㅇ)は-ウ、-イで現れる。このように、韓國漢字音に現れる末子音6個は日本漢字音では各各獨立された音節として現れるが、本硏究では具體的にどのような漢字に關連性があるかを日本常用漢字を對象に調査してみた。そして調査した內容を分析しながら本文の中で日本語漢字敎育指導法の觀点から特徵的な方法、注意点などについて述べてきた。それをまとめてみると次のようである。理解のために上の表について一つ例を上げてみることにする。韓國漢字音の末子音-m(-ㅁ)と-n(-ㄴ)は全て日本漢字音の-n(ン)と對應し、その數が日本常用漢字には392字あるということである。このようなことから今日韓國漢字音で「三」と「山」が異なる音で現れるのに對し、日本漢字音では2字共に「サン」として同音で現れるということが理解できるだろう。その他、「感」と「刊」も韓國漢字音では異なる音であるが、日本漢字音では「カン」で同音である。この方法一つだけでも多くの日本漢字音を解決できると考えられる。各各の章ではこういう指導法について提示してきた。日本漢字音の調査については初音を基準にした。そして對應漢字數と全體の漢字數が合わないのは對應から外れる例外漢字音があるからである。これについては本文の表を參照されたい。最後に、本硏究は韓國漢字音の末子音を利用して日本漢字音を讀める方法についての硏究として日本語漢字敎育の際、多くのヒントを提供すると思うが、全ての漢字を本硏究の指導法でカバ一できることではない。しかし確かなことは各各の章で提示した指導法を日本語漢字敎育に積極的に活用するなら、より易しく習得すると共に、學習者の興味を誘發して今まで難しく感じてきた日本漢字音について興味を持って接近させることができると考えられる。