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KCI 등재
日本文,學日本學 : 心情表現「つれなし」と「つらし」の方向性について
권혁인 ( Hyuk In Kwon )
UCI I410-ECN-0102-2012-730-001726089

本硏究は、戀の歌における心情表現「つれなし」と「つらし」に係わる、いままで交錯していた解釋の問題点を明らかにものである。方法的には、ことばの使われた心境的環境(基盤)、傳達しようとする內容およびその方向性といった多面的な立場から考察していった。そして、說明の際には物理學の波動原理を借りて說明を試みた。その結果、「つれなし」と「つらし」とは感情の向き方および相手との感情交流の基盤において相違していることが把握できた。兩方とも「薄情な行動」への非難の氣持は入っているが、「つれなし」の場合その氣持がストレ―トに相手へ向けられているし、遠心的であるためそれによって自分自身が影響されることはない。そして、「つれなし」は相手の冷たい態度への理解が全くない場合、つまり思い(心境)のベ―スの次元が違う狀況で使われるものであった。したがって、「つれなし」は媒質の性格が完全に違う狀況において發せられる波動の方向性を有しており、それは波長の違いから反發し合うし消滅干涉を起こす。すなわち、相手がどのような原因で冷たい態度をとるのか見當のつかない場合(波動の性質の違い)相手に向かって一方的に非難するのが「つれなし」である。ところが、「つらし」は立派な客體感情でありながらも、表現主體の情意が重複するものである。互いの思いの强弱の差および水位の相違はあっても、相手のすげない行動についてある程度予期できるとき「つらし」は使われる。また、非難される側はそれを理由ありと受け止める(屈折)か、かえって讀み手が自分の感情として持っていくこと(反射)も可能である。かかることばの方向性に關する硏究は、王朝の人人が戀歌の制作においてことばをいかに精緻に選擇しようとしたかが證明できるものであるし、ことばの使われた狀況の把握に汲汲としている硏究の風潮に示唆するところが大きいと判斷される。

[자료제공 : 네이버학술정보]
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