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KCI 등재
日本文學,日本學 篇 : 東アジアにおける「桃太郞?」の傳播と共有 -『旬五志』の異常出生譚をめぐって-
금영진 ( Young Jin Keum )
UCI I410-ECN-0102-2012-730-001730767

本稿では、「桃太郞?」の前半に見える異常出生譚の話型が中國南方から來た可能性を信憑する?據として、朝鮮の隨筆文集「旬五志」に見える異常出生譚2話を提示し、その可能性を具體的に檢討してみた。その結果、「旬五志」に見える英雄の異常出生譚と類似する、川と姓氏に關連する異常出生譚が廣東省をはじめとする中國南方地域には豊富であることや、廣東省などに見える瓜關連の異常出生譚がいち早く日本と朝鮮にそれぞれもたらされていたことが分かった。そしてこれにより、「桃太郞?」に見える異常出生譚は中國南方から傳來してきた可能性がより高くなってきた。また、「桃太郞?」は東アジアにおける傳播過程で、庭の瓜から男の子が生まれたという中國の范杞郞傳說よりは後に發生したであろう「瓜子姬?」と交涉し合いながら成長してきたことも推察できた。「庭の瓜」からの異常出生譚が中國南方から日韓兩國にいち早く傳來し、その後、中國南方から川關連の異常出生譚が引き續き傳來してお互いに交涉しながら生まれたのがすなわち、「句五志」および1600年代に流布していた道詵傳說に見える異常出生譚であることが言える。そしてわれわれは、「旬五志」の類話新資料を通して、「桃太郞?」だけでなく、「瓜子姬?」をも含めたこの異常出生譚の話型の東アジアにおける傳播と共有の實態を知ることができるのである。「桃太郞?」が日本で初めて文獻に載せられる頃、この異常出生譚の話型が東アジアの他の地域ではどういうふうに流布していたかを推察する上で、「旬五志」に見える異常出生譚2話は欠かせない貴重な資料と言えよう。

[자료제공 : 네이버학술정보]
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