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KCI 등재
일본문학(日本文學),일본학(日本學) 편(篇) : 『다마쿠시게(玉櫛사)』에 나타난 지옥담 고찰 -『오토기보코(伽婢子)』 및 『다이헤이키(太平記)』와의 관련성을 중심으로-
日本文學,日本學 篇 : 『玉櫛사』に現れた地獄譚考察
김영호 ( Young Ho Kim )
UCI I410-ECN-0102-2012-730-001730752

本稿では、林義端の浮世草子『玉櫛사』卷三の第四話「松永彈正墮地獄」について、これまでの先行硏究では「剪燈餘話」卷一の第四話「何思明遊풍都錄」が出典であると考えられてきたのに對して、實はそうではなく「伽婢子」卷四の第一話「地獄を見て蘇」と「太平記」卷二十の第十三話「結城入道墮地獄事」を出典とするべきであることを指摘し、それに加えて、松永彈正久秀に對する義端の評價、地獄譚における義端の作品構成方法の特徵について考察した。本稿で考察の對象にした松永彈正久秀は戰國時代の惡人として有名な人物で、義端はこのような實在の人物を素材にして松永彈正が地獄に落ちたという虛構の物語を構成している。まず、本話とこれまで出典とされていた「何思明遊풍都錄」の兩話の內容を比較した結果、死後地獄を經驗して蘇ることと、死んでも胸元が溫かいので葬禮を行わなかったということ以外はほとんど共通点を見い出すことが出來なかった。このような問題点を指摘したうえで、本稿では主人公が地獄に連れて行かれる過程と、地獄で自分の意見を主張する場面は「加婢子」の「地獄を見て蘇」からの影響で、地獄の官廳へと連れて行かれる場面と主人公が罪人と對面する場面は「太平記」の「結城入道墮地獄事」と「地獄を見て蘇」の描寫を混ぜたもの、苦痛を受けている罪人と對面する場面は「結城入道墮地獄事」から利用したものであることを指摘した。そして、松永彈正については戰國時代の惡人妻鹿田新介と、中國歷史史上最惡の惡人とされていた秦檜と同じような人物として評價しようとしたことが見受けられる。それから作品構成の方法について淺井了意の地獄譚「地獄を見て蘇」と比較すると、了意の場合、中國「剪燈新話」の「令狐生冥夢錄」を骨格とし、原話の展開に從って人物·地名·背景を日本のものに轉換する方法によって話を構成した。これに對して、義端の場合、「伽婢子」と「太平記」のような日本の地獄譚を中心にしてそれぞれのモチ―フを解體し、必要な部分を再構成して話を作り上げたという違いがある。

[자료제공 : 네이버학술정보]
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