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KCI 등재
日本文學,日本學 篇 : 「西行法師家集」本文考 -現行流布本と近似する本文系列-
배경아 ( Kyoung Ah Bae )
UCI I410-ECN-0102-2012-730-001730803

「西行法師家集』の現行流布のテキス卜の信賴性の問題をめぐって、本稿では、調査できたこの集の諸本について、本文校訂のための傳本分類として四系列分類の試案を提示した。また、四系列のうちの李花本と近似する本文系列の諸本とその本文の性格について、歌本文の獨自異文のバリエ―ションを具體的に比較吟味した。とのような檢討を通じて、現行流布のテキス卜である李花本について、信賴し得る本文への校訂と關わって、目安の立った事柄をまとめてみると、以下の通りである。(1) 李花本を底本とする本文校訂に有效な傳本分類を試みると、管見諸本は、現行流布本系列·後出本系列·異本Ⅰ系列·異本Ⅱ系列の四系列に分けられる。(2) 李花本の本文校訂のためには、ます李花本と近似する本文系列である現行流布本系列の諸本間の本文變化のバリエ―ションの有りようを明らかにする必要がある。 (3) 現行流布本系列の諸本のうち、李花·國學·共立本は奧書の点で合致し、周嗣書寫本群として下位分類できる。 (4) 李花本には誤謬または意改の獨自異文がなくない。それらの多くは同群の他本または同系列の他本によって妥當な本文に改めることができる。 (5) 國學本は、李花本に比べて獨自異文や誤謬が少なく、李花本の異文に對して妥當な本文を持つことが多い。尤も獨自の意改異文はその位置づけをしておく必要があるが。(6) 共立本は、李花·國學本に比べて誤謬の異文がかなり生じている。但し、李花本や國學本の異文に對して妥當な本文を持つことがある。(7) 周嗣書寫本群と本文が近似する葉室·東大甲本は、それぞれ獨自異文があるが、周嗣書寫本群の本文の搖れに對して、妥當な本文の判斷の目安となるばあいがある。 (8) 天理本と中央本は、それぞれ意圖的な本文改變として判斷される獨自異文がかなりある。現行流布本系列の本文の享受の在り方の一端が伺え、注目される。

[자료제공 : 네이버학술정보]
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