消費者への企業のアピ―ルのために,古くから企業ロゴが用いられてきた.しかし,近年の情報ネットワ―クの急速な發展によるグロ―バル化,地球規模の人人の往來から,企業ロゴは自國民ばかりではなく,他國民に對するアピ―ルもますます要求されるようになってきた.外國企業のロゴについても自國の企業ロゴと同じような印象をもつのであろうか?そこで,本硏究においては,日本人が韓國の企業ロゴについてどのような印象をもつのかを,日本企業ロゴとの比較において考察した.日本企業ロゴと韓國企業ロゴに對する印象評定デ―タの多變量解析とラフ集合による分析から,韓國の企業ロゴに關しても同樣な印象をもつが,親しみや好感を深めるためには,メディアや旅行を通じて日常的により接することが重要であることも示唆された.