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KCI 후보
情報化社會とジェンダ一 - インタ一ネットと女性の人權-
白土康代
일본연구 26권 25-39(15pages)
UCI I410-ECN-0102-2017-830-000385665

一方的に送りつけられるいわゆる猥褻メ一ルには、女性の人權を侵害するものが多く見られる。情報の傳達、共有、發信を高速で行うことのできるインタ一ネットは女性のエンパワ一メントを促進する反面、その匿名性、利便性、自己中心性を巧みに利用することで、人權を侵害する道具となることもあるのである。本論考は、實際に送られてきたメ一ルを參考に、ネットの奧で行われている女性の人權侵害の問題を考察する。 政府は對策をうたっているものの、それはあくまで靑少年の健全育成を目的とするものであり、女性の人權という視点に欠けている。  近代の人間觀の根本には女性蔑視がある。國家にとって有用な人間、すなわち健常者でヘテロ男性こそ「一人前の人間」であるという人間觀である。しかし、現在、地球規模で男女平等の取り組みが進みつつある社會においてそうした人間觀は、少なくとも公には搖らぎ始めている。ナショナル·アイデンティティが不安定になるとき、他國を敵視するショ一ビニスムへ向かうことがあるように、一人前の人間モデルとされてきたヘテロ男性は、セクシュアリティにアイデンティティを求め、女性を一方的に支配する傾向を强めているのではないだろうか。彼らは、ネットの匿名性、利便性、高速性といった特徵を十分に利用しつつ、女性の人權を侵害する。近代の人間觀そのものを根底から變えない限りこうしたネットの奧にひろがる無法地帶はなくならないだろう。それは一見進んでいるかに見える男女平等社會の實現を遠ざけることにもなる。まず實態を知ることから始めなくてはならない。

[자료제공 : 네이버학술정보]
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