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KCI 후보
『원씨물어(源氏物語)』에 나타난 륙조어식소(六條御息所)의 애집(愛執)
『源氏物語』における六條御息所の愛執
김종덕
일본연구 26권 43-62(20pages)
UCI I410-ECN-0102-2017-830-000385670

『源氏物語』は多樣は戀の人間關係を主題に描いている虛構物語で、世にもあり得ないような特殊な男女關係を描いている。普通の戀は形ばかりの關係か、脇役の人物のやることのように描かれている。本稿は六條御息所の怨靈が現れる場面を中心に、御息所の愛執と光源氏の道心を分析したものである。 『源氏物語』の中で、光源氏と六條御息所との戀は異樣な愛執と愛憎の入り交じった特殊な人間關係になっている。六條御息所は東宮に入內し、姬君をもうけたが死別して六條の屋敷で優雅に暮していたころ、藤壺中宮との逢瀨がかなわなかった光源氏の愛人となる。しかし、光源氏より七つも年上で、それに氣位が高く、深く思いつめる性格であったので、光源氏は敬遠しがちであった。その結果、六條御息所は生靈となって正妻の葵の上を取り殺し、死靈となっては紫の上と女三宮を惱ます物の怪となって現れることになる。すなわち、六條御息所は亡くなってからも光源氏への愛執を捨てきれず、成佛もできない物の怪となったのである。 六條御息所についてはさまざまな角度から登場人物論の硏究がなされている。鈴木日出男が光源氏を出家へと思い立たせる御息所を「源氏の人生を相對的にとらえ直してみせる物語の目」であったと述べているように、光源氏は葵上、紫上、女三宮などと戀の人間關係をもつことによって自分の榮華を達成するが、六條御息所の愛執によって絶望と挫折、榮華の凋落をもたらすことになる。 すなわち、六條御息所の娘秋好中宮を通じて準攝關になるが、一方では六條御息所の物の怪のために六條院の榮華が崩壞しはじめる。作者紫式部の『紫式部集』で女の物の怪を‘心の鬼’と理解しているように、六條御息所の物の怪は光源氏の‘心の鬼’、すなわち、疑心暗鬼、良心の呵責と言えよう。

[자료제공 : 네이버학술정보]
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