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KCI 후보
書陵部藏本 『齋宮女御集』と『村上御集』 との關係
권혁인
일본연구 26권 83-97(15pages)
UCI I410-ECN-0102-2017-830-000385690

本硏究は、『齋宮女御集』の系統本の中で、『村上御集』と多數の共通歌を有しながら、歌序においてもっとも類似している『齋宮女御集Ⅰ(宮內廳書陵部藏「齋宮女御集」)』を『村上御集』と比較考察したものである。  旣存の反說において、『齋宮女御集Ⅰ』の1番から51番の歌がそのまま『村上御集』に採用されて歌集が形成されたとされているが、その否定の根據を提示して反駁した。 否定の根據としては、歌語と詞書を詳細に檢討して、そのまま歌を移してきたとは判斷できない五カ所の歌や詞書を紹介した。『村上御集』の番號によって示せば、 (1) 8番と9番の間(贈答歌の歌語の應酬) (2) 16番のところ(詞書と處理方法) (3) 21番から25番までの間(『齋宮女御集』の各系統本にない歌資料を含む。) (4) 50番から53番までの間(『村上御集』の歌資料の獨自性) (5) 56番から58番までの間(贈答歌の緊密性) の歌である。  以上の根據から判斷するに、『村上御集』と『齋宮女御集Ⅰ』はそれぞれがとても類似した原初資料によって編集されたのであって、『齋宮女御集Ⅰ』の一部が『村上御集』にそのまま嵌め迂まれたとは考えられない。『村上御集』の歌資料の獨自性が認められる。

[자료제공 : 네이버학술정보]
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