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KCI 후보
韓日說話比較硏究 -かちかち山-
田畑博子
일본연구 26권 99-116(18pages)
UCI I410-ECN-0102-2017-830-000385701

日本で發行されている昔話事典類や、話の履歷書昔話百選などの事典には、この有名なかちかち山の昔話について「外來種とされているが、日本への招來の過程は全く不明というしかない」としている。このように日本の昔話硏究の世界では中國などの類型については認知していたが、韓國については全く不明であった。韓國の昔話がすでに多く日本に紹介されているが、そのほとんどが神話や英雄譚であったので、いままでこれら日本で昔話と言われるいわゆる故事、口承說話、口碑文學と呼ばれる話群を比較檢討することが困難であった。そこでこのたび金厚蓮氏の協力を得て、韓國の說話について硏究することができ、兩國の說話の相 關關係を解析することができた。「兄妹始祖說話」「甲賀三郞譚と地下國の盜賊退治」などについて論究してきた。これはとりもなおさず日本の說話の傳播傳來の重要な問題であると考える。前述のように學術用語としての「昔話」は、故事、口承說話、口碑文學、口傳說話、口承文芸など多くの呼び名を持っている。これらを槪念として規定することは、大げさに言えばその國の持っている思想を表わすことになる。中國をはじめ、日本も國際的な分類體系AT分類法を利用しているが、韓國は獨自の分類體系を持っている。AT分類法は、あくまでもヨ一ロッパの實情に合わせたもので、アジアで使うには困難が伴うことがしばしばあった。それに對して韓國は、韓國そのものにあった分類法を作成したと言うことで、これは敬服に値する。 かちかち山は、尻尾の短い理由譚になっている話もあり、「尻尾の釣」との關係、また後半部の仇討ち部分では「猿蟹合戰」との類似も見られる。「尻尾の釣」「猿蟹合戰」についても韓國に同樣の話が存在し、日韓の傳播傳承については、疑問の余地はないと思われる。また狡猾な兎と言えば日本では『古事記』の中の「因幡の白兎」が有名である。同樣に「兎と龜」の兎もいる。そして「兎の生き肝」の話が「猿の生き肝」と言う話と同型であることからして、これら動物譚の登場動物は、相互に變換されることが多くあることがわかる。韓國の說話との比較によって、この話の日本への招來過程が理解できた。また話の原型、話の變容が解析できたと考える。

[자료제공 : 네이버학술정보]
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