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KCI 등재
언어행동에 있어서의 배려표현
言語行動における配慮表現に關する一考察
임영철
일본연구 28권 33-45(13pages)
UCI I410-ECN-0102-2017-830-000385963

本稿では日本語と韓國語の話題やあいづち表現の特徵について, ブラウンとレビンソン(Brown and Levinson 1987)の言語ポライトネス(linguistic politeness)の理論に照らし合わせて解釋してみることにする。言語ポライトネス理論とは, 效果的なコミュニケ一ションを行い, 人間關係を円滑にするための言語使用の方略(strategy)を總括した理論で, 人間の普遍的欲求に基づく二つの側面を基盤として成り立っている。一つは, 相手に受け入れられたい, 相手を喜ばせたいという「積極的欲求」(positive wants)を滿たすため, 相手と自分との距離を縮めようとする言語使用である。こうした言語使用は, ポジティブ·ポライトネスとも呼ばれ, 相手との「連帶感」や「親しさ」を表明する言語上の方略で, 冗談やあいさつもその一環として使われる。もう一つの側面は, 個人の私的領域を他人に侵害されたくない, 邪魔されたくないという「消極的欲求」(negative wants)に配慮したもので, 相手と自分との距離を大きく取ろうとする言語使用である。ネガティブ·ポライトネスとも呼ばれるこの言語上の方略には, 「遠慮」や「形式性」を重視した表現が多く, ことばの上で相手との距離を取る機能を果たす。ポジティブとネガティブ·ポライトネスは喩えれば磁石のS極とN極のようなものなのだが, どのような社會においてもこの二つの極は存在し, ただその表現の仕方が異なるのだとブラウンとレビンソンは指摘している。韓國人から見た日本人の話し方は, 丁寧ながらも「不透明」で, 何を考えているのかよく分からないところがあると言われている。このような日本人の曖昧で間接的な話題の展開は, あまり押し付けがましさを感じさせない, 相手への「消極的欲求」に配慮した表現だと言えるだろう。これに對し, 韓國人は日本人に比べて積極的ではっきりした「透明な言語」を使っていると言われる。ことばの上で相手と關わりたいという「積極的欲求」に則った表現を好むとも解釋できるのではなかろうか。日本語と韓國語とは似通った言語であるが, 今まで見てきたように, 話題の展開やあいづちの形態と仕方にはいろいろな相違点があり, それぞれが日本と韓國の文化的, 社會的性質を映し出している。そして, 話題やあいづちが日本と韓國の文化や社會を理解する上で, 重要なキ一ワ一ドの一つであることをも物語っているのではないだろうか。

[자료제공 : 네이버학술정보]
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