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KCI 등재
『구칸쇼(愚管抄)』의 집필의도와 그 영향
『愚管抄』の執筆意圖とその影響
최문정
일본연구 33권 113-137(25pages)
UCI I410-ECN-0102-2017-830-000386844

『愚管抄』の中で慈円は神と權現, そして怨靈と魔物を强調しているが, それは何を主張しようとした論理であろうか。神から約諾を受けた天皇家と藤原家とが, 日本國の永遠の統治權を行わなければならないが, 末代になって武家が政界に登場し, 神と權現である天皇家と藤原家の統治權に挑戰するような傾向を見せており, このため怨靈と魔物が蔓延るような世の中になったという論理が提示されているのではないかと考えられる。卽ち, 天皇家と公家が共に衰えてしまった承久の亂以降のような世の中をそのまま放置すると, そのため怨靈の蔓延ることを防ぐことはできないということである。このように怨靈を最大限强調すると, 怨靈を鎭魂する佛法と王法の位相をも再認識させるような效果が揚げられる。卽ち, 慈円は末法や武家社會の到來を認めるとしても, 武家の統治權をそのまま認めるのではなくて, 古來から國家の秩序體系として君臨してきた王法と佛法とを守る守護役としての武士の役割をはっきりと認識させようとしたものと判斷される。このように王法や佛法の位相を弁え, その興隆を圖らなければならないと主張するのが慈円の考えている道理であったと云えよう。さらに, 慈円は武家の北條家に積極的に接近するような態度でし自家の九條家の興隆を圖ろうとしていた。それだけに, 武家を脅迫するような言說を自分の著書の『愚管抄』に具體的に表明するわけにはいかなかったろうと判斷される。そのような理由から『愚管抄』では神や怨靈を强調しながら末法や武家の世の到來を認めるような內容でとどまったのであり, ここではっきりと云えなかった論說を繰り廣げるために, 平家物語』等の軍記物語の成立を實現させたのではないかと判斷される。慈円は, 軍記の敍述者の言說を通じて自分の見解をもっとはっきりと提示すると共に, 世の中に存在する說話を集めて, それを基に『愚管抄』で提示した道理が文學的に形象化するよう大大的な改作, 改編作業が行われたのではないかと判斷される。『愚管抄』に表れた慈円の思想は平家物語等の成立時に敍述公式として作用し, 作品の構造や登場人物の形象化にまで影響を及ぼしたと判斷される。本稿では以上のような論旨の理解のため, 當代の社會の狀況や慈円の出身と行跡を調べた後, 『愚管抄』の敍述世界を分析し, それを『平家物語』や『太平記』の敍述世界と對比して探ってみた。

[자료제공 : 네이버학술정보]
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