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KCI 등재
說明的場面における「ダカラ」の機能 -仙台方言の高年層談話資料の分析から-
금종애
일본연구 33권 215-231(17pages)
UCI I410-ECN-0102-2017-830-000386899

本稿では, 仙台方言の說明的場面で多用される形式であるダカラを取りあげ, その談話における機能について考察した。その結果, ダカラには次のような機能が認められた。談話の先頭に現れ, 相手の情報要求に對して, 發話權を受け, 話をはじめるためのマ一カ一として使われている。談話の途中に現れ, 說明繼續の合圖說明補足の合圖因果關係表示の合圖という三つの方法のどれかで, 續けて話を進めようとする意志を示すことで, 發話權を維持し, 說明を加えるためのマ一カ一として使われている。このような發話權取得發話權維持という談話機能は因果關係を表していたダカラの文法機能に起因するものと考えられる。すなわち, ダカラの主觀的因果關係によって前件と後件をつなげるという文法機能が發話レベルまで擴張され, 前後件が前の發話, 後の發話という發話權に關わる問題になることで, 自分の發話權をアピ一ルし, 自分の主張などを强く提示することで, 說明を加えるという談話機能を獲得したものと考えられる。今後は, このようなダカラの機能が他の地域の談話資料でも認められるのかを明らかにするため, さらに地域を廣げ, 考察を進めることが必要であると考えられる。また, 仙台方言の說明的場面で使用される他の談話標識にも注目し, その機能を明らかにしていくことも課題として殘されている。

[자료제공 : 네이버학술정보]
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