本研究では、感情形容詞「uresii」が使用された文の構造様相を中心にその特徴を考察し、使用の様相を調べてみようとし、研究の結果を示せば次のようになる。
名詞と共起する場合は、喜びの原因に該当する単語を感情形容詞付けて使う場合もあるが、形式名詞とともに使われる場合が多いことが分かる。
動詞と共起する場合は、"omou"の使用比率が最も高く、その"aru"の用例の場合は、肯定文より不正文を使う場合がより多いことが分かる。
形容詞と共起する場合は、感情形容詞を繰り返し使用し、感情をさらに強調しようとする傾向があることが分かり、形容詞基本型は「sugoi」が最も多く使われており、形容詞連用型は「sugoku」が最も多く使われており、会話体などでも多く使われていることが分かる。 副詞と共起する場合は、感情形容詞はその感情を強調するために副詞と一緒に使う場合が多いことが分かる。 用例の大部分は喜びを強調しようとする表現に使われた副詞だが、不正文に使う用例も現れることが分かる。