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일어일문학연구검색

Journal of Japanese Language and Literature


  • - 주제 : 어문학분야 > 일어일문학
  • - 성격 : 학술지
  • - 간기: 계간
  • - 국내 등재 : KCI 등재
  • - 해외 등재 : -
  • - ISSN : 1226-2552
  • - 간행물명 변경 사항 :
논문제목
수록 범위 : 47권 1호 (2003)

일본어 파열음의 음향음성학적 특징

최영숙 ( Choe Yeong Sug )
5,700
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日本語の破裂音は聲帶の振動の有無によって有聲音と無聲音に分けられ,音韻論的に對立し辯形的機能を持つ.韓國人の日本語學習者が日本語を學ぶ際,淸音と獨音を正確に身につけるのは難しい.これは,韓國語には有聲音と無聲音の音韻的な區別がなく,有氣音と無氣音という區別があり,特に語頭においては有聲破裂音がないために,混同が生じると考えられる. 有聲音と無聲音の區別の手かかりになるのはVOT(voice onset time),聲帶振動の有無,フォルマントなどであるといわれている.本稿では,日本語東京方言話者は有聲音と無聲音を區別する際に,どのような音響的特徵を利用しているのかを明らかにするために,日本語東京方言話者4名によって發音された有聲破裂音(ぱば,だ, が)と無聲破裂音(ば,た,か)を音響的に分析した.今回の分析では破裂前の聲帶振動(prevoicing)の有無, VOT, 母音[a]におけるF·强さ(intensity)の變動特性,母音[a]の持續時間(duration)を觀察した.その結果,破裂音に後續する母音の持續時間·强さは有聲音·無聲音の對立と關係のないことがわかった.話者によっては先行有聲化(prevoicing)·Fを有聲音と無聲音の區別の手がかりとして利用している話者も觀察されたが,今回のインフォ-マントらに共通する特徵は+VOTであり,+VOTは有聲破裂音と無聲破裂音の區別の音響的キュ-になることがわかった. 以上のような現象を一般化するためには各音響的特徵を制御した合成音聲による知覺實驗を行う必要があると思われる.今後は語中における破裂音の音響的特徵を分析し,韓國語話者の發話と知覺の實態につい硏究を進めたい.

촉음의 기능에 대한 고찰

황광길 ( Hwang Gwang Gil )
5,900
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促音の出現と機能については,それが形態素の間で現れているか,それとも,語彙の內部で現れているかのような音聲環境及び,和語であるかどうかという語種によって樣 な樣相を見せている.まず,形態素の間に現れる促音について,主に形態素の結合の指標として機能していると言えるが,このような機能は,促音に戡定されたものではなく,形態素の間に現れるいろんな語形變化に共通した機能であるので,形態素間の促音について考察するためには,まず促音も連濁や音便など形態素の間の語形變化の一つであるという認識を持つことが必要である.そのような觀點から,形態素の間の促音は他の語形變化と同じく,基本的には融合の機能を持っており,選擇的に强調や文體區別の機能を發揮していると思われる.特に,形態素の間から語彙內部へと變った接頭辭形については,强調の役割がもっと重要になっていると思われる. 次に,促音が語彙の內部に現れている場合は,和語と外來語,英語に分けて考える必要がある.まず和語の場合は,促音が音や對象の態度を生き生きと描寫する役割及び程度に對する强調の きを果たしているが,このような きは直にも撥る音や長音にも見えるものであるので,促音の機能を考察するためには,長音や撥る音を入れた總合的な硏究が必要であると言えよう.それから,漢語と外來語の場合は,これが外國語から轉寫されたものであるために,促音の出現が何らかの機能と關係するより,前後にどのような音が來るかによって,卽ち音聲環境によって決まるものであるから,促音の出現を機能の面と分離して考える必要があると言えよう.

일본어동사의 자동성과 타동성 - 자발동사의 형태적 유형과 사역화 -

권승림 ( Kwon Seung Lim )
5,800
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本稿は,日本語動詞の自動性と他動性の連續體の中で、自發動詞を硏究の中心に置き,その形態的分類を試みた。次に示す自發動詞の形態的分類は、典型的な自發動詞[a]タイプから自動詞に近接した[g]タイプまでを連續的に提示することができる。各タイプの音味特徵についても分析した。 [a] Sp-∮ㅁ⇒T-as 型 : 凍る、乾く,光る、膨らむ.滴る [b] Sp-e⇒T-as 型 : 冷める、濡れる、焦げる、枯れる、溶ける [c] Sp-ar<=T-e 型 : 薄まる、固まる、染まる [d] Sp-re⇔T-s 型 : 崩れる、倒れる、汚れる、潰れる、 [e] Sp-e<=T-∮ 型 : 折れる、燒ける、ほどける、彈ける、割ける、裂ける、切れる [f] Sp-ar<=T-∮ 型 :つながる、ふさがる、挾まる、 [g] Sp-r⇔T-s : 轉がる、回る、消える なお、自動詞の使役化に開通してくる諸問題の分析を進め,對應他動詞と自發使役動詞の形態的·統語的·談話論的相違点を明らかにした。

일본어 복합동사의 다의구조

이경수 ( Lee Gyeong Su )
5,900
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文法的複合動詞なのか語彙的複合動詞なのかによって複合動詞の多樣な構造の違いを考察した. (1)二つの動詞が分離できるかどうか分析してみた結果,分離可能なものは文法的性質の强いのもであるが,分離不可能なものは語彙的性質の强い複合動詞であるが分かった. (2)二つ以上の動詞の組合わせである.「前項動詞+中項動詞+後項動詞」は前項動詞と中項動詞に結合いが强いものと,それぞれの獨立性が强いものがあることが分かった. (3)「前項動詞の文法的要素の 入+後項動詞」は文法的複合動詞であることが分かったが,後項動詞が受身になったのは文法的なものであるか,語彙的なものであるかとは關係のないことが分かった. (4)「バラフレ-ズの可能」の可能なものは後項動詞の きかけによって語彙的なものなのか,文法的なものなのかが分かった.その形態は前項動詞+こと(の)+に(が,を)+後項動詞に言い換えることのできると言える.パラフレ-ズの可能は後項動詞の意味的制約外に,統語的制約も關與していることが分かった. 以上から分かるように複合動詞の多樣構造を把握するためには單語レベルで意味を把握するより文のレベルで把握することによってより明確にされるのである.韓國人の日本語學習者の日本語敎育のため,複合動詞の意味の廣がりに關する例と,後項動詞の意味が多樣な場合と,多義語複合動詞の場合という觀點から考えてみるべきである.複合動詞を一つ一つ 看みに覺えるだけでは解決できないので前後の文脈から複合動詞を理解しなければならないことと,本動詞と關連づけなければならないことが分かった.

감정의 복합동사의 분류에 관하여

송은미 ( Song Eun Mi )
5,900
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本硏究は,日本語における感情の複合動詞の形態別·感情別樣相の把握及び感情の複合動詞の形態別·感情別使用頻度の分析及び考察をするものである.感情の複合動詞は,言語のなかで,形態面と知的意味面および靜的意味面の複雜な組み合い方をもっともよく見せるという點できわめて興味深いものであり,これを明らかにしようとするところに本硏究の意義がある. 感情の複合動詞の形態別·感情別樣相の把握及び實際會話や文章でどの程度使われているかに關するアンケ-ト調査に基づく感情の複合動詞の形態別·感情別使用度を分析した.そして,次のようなことが明らかになった. 形態別分類では,感情動詞と結びついている場合と感情動詞と結合してない場合の二つに分け,感情動詞と結びついている場合には,VIに感情動詞がある場合(a-i),V2に感情動詞がある場合(a-ii),V1.·V2に感情動詞がある場合(a-ⅲ)のように下位分類されることを示した.この分類を通じて,辭書にあまり揭載されてなくても文章ではよく使われるもの,接辭化する動詞や感情の複合動詞にならないもの.全體的に特定な語彙,その他,單獨で使われない語彙を含む複合動詞があることが明らかになった.また,複合語的側面がなくなり,單語全體で感情の意味を持つことが明らかになった. 感情別分類では,感情の複合動詞には,一つの感情を表わすものと2つ以上の感情を表わすものがあることを示した.1つの感情を表わすものには,「愛」,「安」,「惡」,「悔」,「感動」,「驚」,「昴」,「尊」,「恥」,「怖」,「悶」,「優」があり,2つ以上の感情を表わすものには,「愛·尊」,「愛·悶」,「怒·昴」,「驚·昴」,「怒·惡」があった. 日常生活で感情の複合動詞がどの程度使用されているかに關するアンケ-ト調査に基づき,形態別·感情別分類に基づく使用度を分析した. 形態別度數では,感情動詞V1にあるa-ⅰと,感情動詞V1·V2の兩方にないbが`使用度數」,「理解度數」,「話し言葉」,「書き言葉」での度數が高かった. 感情別度數では,マイナス的な感情の方がプラす的な感情より種類と數は多かったが,プラス的な感情を表す「愛」は,他の感情と比べて,「使用度數」と「理解度數」,「話し言葉」と「書き言葉」で多く使われていた.また,つの感情を表すものが二つ以上で複合的な感情を表すものよりはるかに多いことが分かった. 感情の複合動詞の形態別分類のなかで,bはV1·V2全體的に感情活動が存在していないが,感情の複合動詞と分類されることは,興味深く,意味の發展を探る價値があると思われる.

가능동사의 형성에 관하여

박종승 ( Park Jong Seung )
한국일어일문학회|일어일문학연구  47권 1호, 2003 pp. 97-115 ( 총 19 pages)
5,900
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本稿でよ,「他動詞語幹末子音+eru」形式の可能動詞は,下二段有對自動詞の一段化と可能の副詞「え」および補助動詞「エル」の類推によって形成されたものであることをのべた。なお,カ變動詞および一段動詞の可能動詞(いわゆる,「ら拔き言葉」)は,「レル」型可能動詞として四段動詞の可能動詞形成とは起源を異にするという点ついても述ぺている。 四段動詞の可能動詞についての拙稿の立場は、四段動詞の下二(一)段派生の後、二段動詞の一段化の時,可能の意を表わす副詞「え」あるぃは補助動詞「得る」を觸媒にして形成されたものであると考える。つまり,可能含意の下二段有對自動詞(「切るる」「知るる」)の可能表現使用に誘導されて,中世室町末期に四段活用の無對他動詞も下二段派生を起こし,二段活用の一段化の時,「書き得る」等の表現を觸媒にして「四段他動詞語幹末子音+eru」形式の可能動詞が形成されたものであると考える。一方、カ變動詞は酒落本や滑稽本に現われるサ變動詞の可能表現「される」に誘導される形で可能動詞「來れる」が形成されたものである考える。まず、二段動詞の一段化って助動詞「(ら)るる」が「(ら)れる」ヘ一段化し、準語幹「れ」の確立で疑似四段動詞の未然形接辭「ら」が不要となる。これで可能の形態素「れる」が生成され、「れる」型可能動詞の形成につながったものであると考える。

담화에서 표현의 유추에 관한 연구

박청국 ( Park Cheong Gug )
한국일어일문학회|일어일문학연구  47권 1호, 2003 pp. 117-132 ( 총 16 pages)
5,600
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類推というのは一般的にある事實から類似の事實を推し量ることを意味するが,これが談話の場でも行われることがある. 談話で話し手と聞き手の間の情報の所有の相違や兩者の關心事の相違などによって,聞き手が話し手の發話を維持することがある.これは兩者の注目するポイントの相違によって發せられるる現象である. 談話においての表現の類推は聞き手が話しての發話をより的確に受けとめようとする動機の場合もあれば,話し手とは異なる視點から認識することによって生ずる場合もある.本稿では前者を「事實確認の類推」,後者を「事實應用の類推」と して考察してみた.また,「事實確認の類推」は「名前の類推」「表現の具體化の類推」「內容の補足の類推」に分けて,「事實應用の類推」は「客觀的類推」「主觀的類推」「主題化の類推」に細分して分析してみた.こいした「事實確認の類推」と「事實應用の類推」の類推はその發話の動機は異なっていても,聞き手による類推表現であることを話し手の發話と聞き手の發話が一對に結び付けれれることを通じて考察することができる. 「事實確認の類推」と「事實應用の類推」の兩タイプ共に聞き手の類推よって發話されているが,その發話の性質は異なっている.話し手の發言を「補う形」と「應用する形」の發話となっていて,前者は話し手に確認を表する傾向が强いが,後者は詠暎の氣持ちが濃厚である.それは[事實應用の類推」が相手の發話を了解してから覺えられた感想を述べる言い方となっているためである.それで,「事實確認」は聞き手が話し手向きに發話しているが,「事實應用の類推」は詠暎の氣持ちの披瀝となっていて,話し手自分向きの發話の傾向が高い.

문말 표현의 일고찰 - 수필에 나타난 『だ』계와 『であゐ』계의 사용실태를 중심으로 -

탁성숙 ( Tag Seong Sug )
한국일어일문학회|일어일문학연구  47권 1호, 2003 pp. 133-152 ( 총 20 pages)
6,000
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今回の論文では5人の女性による隨筆を對象に文末表現を「だ」體と「である」體の使用實態について分析を行った.その結果をまとめるとつぎの通りである. 1)隨筆においても新聞の文章や硏究論文の場合と同じく,「た」系列と「非た」系列の現れ方は竝行的ではない事實を指摘することができる. 2)「非た」系列における「である」と「だ」の使用比率は個人差が見えることを指摘できる.「だ」に片寄って,ほとんど「である」を使用しない人と,「だ」と「である」を持って表現している人もいる.これは個人の文體のスタイルであろう. 3)しかし,これは,年齡ともある程度關連があることが確認された.5人の筆者の中で,昭和生まれの人は「だ」を,大正·明治生まれの人は「である」を好んで使用していることが確認できた.<表6>を見ると,線が引かれる野を見ることができる. 4)「だ」と「である」に接續する品詞の面からみると,「である」の方が,名詞性と關連が密接であるというこがわかった.特に,形式名詞「の」の場合,「のだ」の形で文末に頻繁に現れ,この事實から「のだ」の助動詞への接近というふうに考えることもできるが,依然として,「のである」の形も相當使用されている.このような傾向は助動詞「ようだ」,「そうだ」にも見える.特に「-ようだった」,「-べきだった」,「-そうだった」(傳聞)の形も見えるし,「ようである」「そうである」も現れている. 「だった」と「であった」の場合にも,「だった」に接續する品詞は多樣さを帶びているが,「であった」は出現數は少ないものの名詞との接續が目立った.これは「であろう」 であろうか」と接續する品詞にも「の」「こと」などの形式名詞に片寄っており「だろう」「だろうか」が多樣な品詞に接續するのと對比を見せている. 5)「だろう(か)」と「であろう(か)」の分布をみると,1904年生まれの辛田文は「だ」よりは「である」ん方を好んで用いている人であるが,「であろう」と「だろう」の出現數を見ると,「だろう」を多い.そして,1912年うまれの河野は「である」體を固く守っている人であるが,「だろうか」と「であろうか」の出現數を比較しると「であろうか」が苦手多い程度である.このことは,學術論文と同じ傾向を見せているのである.^(10))「だろうか」は「のではないだろうか」と共に,の固い文章體に置ける定着を見せているといえよう.

문체에 의한 『こと,の』의 선택제한에 관한 연구 및 그 활용

김은숙 ( Kim Eun Sug )
한국일어일문학회|일어일문학연구  47권 1호, 2003 pp. 153-173 ( 총 21 pages)
6,100
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本硏究は文の名詞化要素「こと」と「の」の使い分けに何か影響を及ぼしていると考えられる「文體」という要因についての考察である.「文體」に焦點を當てることによって,先行硏究での意味的,統語的な選擇制限という基準では說明切れなかった部分までも說明することができ,「文體」による制限を意味的,統語的な制限を補う要因として位置づけることができた.また,文體による「こと」と「の」の選擇制限についての考察結果を以て日本語敎育における學習の難易度の高い「こと」と「の」の使い分けへの指導案を提示することができた. 文の名詞化要素「こと」と「の」は,書きことばでは「こと」の選擇が確然と多いが,話しことばでは「こと」の選擇が減って,「の」の選擇が確かに增えていく.ところが,丁寧な表現においては,「書きことば對話しことば」という文體の差は「こと」と「の」の選擇に多きな影響を及ぼしていない.つまり,「書きことば對話しことば」という文體の制限よりは「丁寧な表現對普通の表現」という文體の制限のほうがより優先的であるということが分かった. なお,「こと」には文の名詞化要素という機能以外に文章または話しに「丁寧さ」を持たせる機能を,「の」には文の名詞化要素という機能以外に文章また話しに「~丁寧さ」を持たせる機能を認めることができた.日本語學習者にとってレポ-トの作成,發表または,ビジネス文書の作成,取引先との敎務上の話し合いなど」寧な表現が要素される場面はまだまだ多い.日本語で丁寧に書いて,丁寧に話すという運用技術の向上のために,今後「こと」と「の」の使い分けに對する體系的な指導とそのための上級者向きの敎科書の開發が要求される. 本硏究は日本語學硏究の成果を日本語敎育の現場で活用するための一つの試みでもある.こういう 試みは硏究と敎育の連携という面でも必要であろう.今後,日本語學硏究の成果が日本語敎育の現場でなお積極的に活用されることを期待する.

일본어부조사 『など』유의 의미와 구문 - 근대,현대를 중심으로 -

이묘희 ( Lee Myo Hui )
한국일어일문학회|일어일문학연구  47권 1호, 2003 pp. 175-195 ( 총 21 pages)
6,100
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本論文では「など」類の意味·構文について考察してみた. 「など」「な(ん)ぞ」は近世まで副助詞として發達して使われており,「なんか」「なんて」は近代から助詞化して使われ始めるようになった.近代には「など,なぞ」は地の文での比率が高くなって文章語的性格を,「なんか,なんて,なんぞ」は會話文での比率が高くて口頭語的性格を表している.「など」は明治後期から次第に文章語化しており,「なんど」は大正期からはあまり見られなくなる.一方,「なんぞ」「なぞ」は明治前期には口頭語として盛んに使われているが,明治後期からは口頭語としては「なんか」「なんて」の方が急檄に增加しており,「なんぞ」は老人語的感じの用法に,「なぞ」は地の文に多く用いられるようになる等,「なんか」「なんて」と「なんぞ」「なぞ」とは位相的な差が見られる.昭和になると「なんぞ」「なぞ」は衰え,現代にはほとんど使われなくなる. 意味·用法は,例示·同類の用法,婉曲の用法,話し手の評價を表す用法.,の三つに分けられるが,この三つの意味の差,昔定文,否定文の差に大きくかかわっており,文脈にも依存しているが,文中に現れる位置によって生じることもわかった.構文の面では,「など」「なんか」「な(ん)ぞ」の類と「なんて」とは相異を見せている.「なんて」は格調詞に下接だけの承接しかなく,接續助詞「て」にも下接しなく,引用助詞「と」が下接することもない.なお,「なんて」は例示·同類の用法もなく,「など」,「なんか」「な(ん)ぞ 」と意味や構文の面において相異をみせていることが觀察できた. 意味·用法のなかで,「話し手の評價」の用法は,「なんか」「なんて」等の口語の副助詞が成立した明治後期以後盛んになった近代語的用法と見られるが,近代から現代まで「なんか」「なんて」は「話し手の評價」の用法專用と見てよいであろう.このように,近代語を特色づける表現等が成立,定着することによって,近代語の體系も完成して現代に至ったと思う. う要因についての考察である.「文體」に焦點を當てることによって,先行硏究での意味的,統語的な選擇制限という基準では說明切れなかった部分までも說明することができ,「本體」による制限を意味的,統語的な制限を補う要因として位置づけることができた.また,文體による「こと」と「の」の選擇制限についての考察結果を以て日本語敎育における學習の難易度の高い「こと」と「の」の使い分けへの指導案を提示することができた. 文の名詞化要素「こと」と「の」は,書きことばでは「こと」の選擇が確然と多いが,話しことばでは「こと」の選擇が減って,「の」の選擇が確かに增えていく.ところが丁寧な表現においては,「書きことば對話しことば」という文體の差は「こと」と「の」の選擇に大きな影響を及ぼしていない.つまり,「書きことば對話しことば」という文體の制限よりは「丁寧な表現對普通の表現」という文體の制限のほうがより優先的であるということが分かった. なお,「こと」には文の名詞化要素という機能以外に文章または話しに「+丁寧さ」を持たせる機能を,「の」には文の名詞化要素という機能以外に文章または話しに「-丁寧さ」を持たせる機能を認めることができた. 日本語學習者にとってレポ-トの作成,發表または,ビジネス文書の作成,取引先との敎務上の話し合いなど丁寧な表現が要求される場面はまだまだ多い日本語で丁寧に書いて,丁寧に話すという運用技術の向上のために,今後「こと」と「の」の使い分けに對する體系的な指導とそのための上級者向きの敎科書の開發が要求される. 本硏究は日本語學硏究の成果を日本語敎育の現場で活用するための一つの試みでもある.こういう試みは硏究と敎育の連携という面でも必要であろう.今後日本語學硏究の成果が日本語敎育の現場でなお積極的に活用されることを期待する.
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