21世紀に入ってから日本の中學社會敎科書である『新しい歷史敎科書』の發行が、日本とアジア諸國との關係を感情的にいっそう刺激している。本槁はこの点に着眼して、第1章では本槁の目的と展開方法を明確にし、第2章では『新しい歷史敎科書』の內容の中で「征韓」と關連している內容を時代別に分けて原文を分かりやすく譯している。そして、第3章では『新しい歷史敎科書』の編纂に携わった人の中で日本の右翼勢力を代表する藤岡氏と勝岡氏の主張を整理してみた。そして、最後に日本人の歷史意識の欠如を、ドイツの前連邦大統領であるウァイゼッカ-(Richard von Weizsker)の1985年5月8日、終戰40週年記念日での演說「~過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目であるます。非人間的な行爲を心に刻もうとしない者は又そういう危險に陷りやすいものです。(後略)」と比較して理解を深めている。 本槁はこれまで漠然としていた日本の指導層による妄言の歷史が、『新しい歷史敎科書』という決定版の解釋を通じて我??の身の處仕方を再確認してみようとする試みの始まりである。